これは彼の気持ち?あなたの気持ち?

昨日に続いて心理学的に解説していこうと思います。

 

タイトル通り

この気持ちは彼の気持ち?

わたしの気持ち?

 

心の境目、境界線が分からなくなっている状態ってあるのです。わたしは彼が不安な時に、わたしに感情が流れ込んで来てしまい、不安でたまらなくなることがあります。

 

この心の距離の取り方が分からなくなることを「癒着」といいます。

 

悩みの相談でよく出てくる癒着は、母子癒着がポピュラーな案件ですが、恋人同士、その他の人間関係全てに起こります。母子癒着の場合、母親と娘のケースが多く、簡単に言えばお母さんと娘が心までくっつき過ぎている状態です。

 

この癒着はひっつき過ぎている場合だけではなく、心が離れ過ぎている無自覚な癒着もあります。わたしも母親にこちらの離れた癒着があると思います。ちょうど背中合わせで座っている状態なのです。何もここまで嫌わなくてもという関係って皆さんも聞くことがないですか?

 

くっつき過ぎの癒着で問題になる場合は、様々なのですが、母子のケースではお母さんを一人残してお嫁に行けないと心の底で思ってしまい、なかなか結婚ができないことがあります。わたしのいとこ親子もこのケースで、両親といとこがべったりなんですね。もう50歳近くてもいつも一緒の仲良し親子なのです。わたしは親と繋がりが薄いので、羨ましく思ったこともありました。

 

恋愛においての問題は、ご想像通り重くなる点ですね。

 

癒着は幼児までの時代誰でも経験していますから、悪いことではないのです。それの何が悪いの?と思います。ただ問題が出て来た場合に、どう対策を取るかなのです。重ければ彼からもらっている依存的なエネルギーを他の誰かに供給してもらえばいいのです。浮気ではなく、少し助けてもらう。話を聞いてもらったり、親切にしてもらうだけでも、彼だけから奪い取っているエネルギーを減らすことができます。恋愛対象ではなくても、異性がいいのですが、なかなかいない場合は、コンビニの店員さんや宅配の人など、世間話をするだけでも違います。近所のおじいちゃんと会話するだけでも、なんだか満たされる時ありませんか?意識的に探してみて下さい。親切にしてもらうのは大変ですが、親切にしてあげることはできますよね。親切されて喜ばれただけでも、十分エネルギーチャージできます。

 

わたしはそんなことしたくない!と言う方もいると思います。ここで良く思い返してみて欲しいのですが、一人で趣味や仕事に没頭して愛の不足感が満たされたことはありますか?男性ならそれでも、エネルギーチャージできるらしいのですが、女性にはなかなか難しく、誰かに何かしてもらって、始めて満たされるものなのです。信じられない方は一度一人で頑張ってみて下さい。