彼との出会い⑥

それから3回ほど立て続けに会えたのですが、

彼が地方へ行く日になりました。

 

確かその時はわたしの地元の方面たったと思います。

 

すぐに会えると思ったのですが、そこから延々と会えない日々が続きました。1ヶ月経つとまた違う場所へ行き、そこで1ヶ月。現場になると更に忙しく、ラインも1日数回の時もありました。

彼は電話が苦手なのでほとんどなく、付き合っているのかなんなのかよく分からなくなっていました。

 

普通ならそこでお別れになるのかもしれません。

でも別れることができませんでした。

 

苦悩は計り知れませんでした。眠れない夜も、ケンカ腰に彼に食ってかかったこともありました。距離を置いたり、別れるとわたしが言ったこともあります。

 

周りの友達、特に男友達からにわたしのことを思ってくれているのは、分かるのですが、散々なことを言われ続けました。わたしは彼の所有物。大切ではない、モノなんだよ。と。

 

これは確かなのですが、男性の本心は言葉ではなく、行動なのです。好きならば無理してでも会いにくる。だからどんなに遠距離で、忙しいからと言え、会えないのはわたしに気持ちがないから?そう思わざるを得ませんでした。

 

その頃、時間があれば、男心について書いてある本や、記事を読みあさっていました。それはアホみたいに。この時期があったから、今心理学を仕事にできるようになったと言っても過言ではありません。

 

季節だけはどんどん移り変わり、出会ってもうすぐ8か月になるころ

彼が東北の現場で過酷な労働とストレスから胃に穴が開き、

職場で倒れて緊急手術になりました。

⑦へつづく