彼との出会い⑨

結局どうしたかというと、しばらくは同時進行していました。

 

彼が山口にいる以上、物理的に会えないし、これからもまた同じように会えないと思っていたからです。

 

しかし彼の異様な束縛が始まりました。友達とランチをするにもどこに何時?何時に帰るの?写メ送ってねと。帰宅予定時間になると、もう時間だよ!と何度もラインが来ました。あれから数年経った同じような束縛は続いています。

 

この時、新しい人には何も話していませんでしたが、この彼も同じように、束縛がキツくがんじがらめになっていました。ラインの返信が遅いと「誰と会っているの?」と。そして人をいじって笑いを取る人というタイプということが分かって来て、年齢のことをいじられたり、わたしの好きなアーティストの悪口をわざと言う。すぐに上げ足を取る。決定的な出来事はわたしは押し花でアートを作ることが趣味でしているのですが、ある日アジサイを押し花にしようと半紙に並べている時に「何してるの?誰といる?」と新しい人からラインが来たので、花を並べた写真を送りました。すると「なにこれ?気持ちわる!虫みたい!」と返信があり、この人ともう無理だと思いました。

会えば会うほど私は精神的に落とされ、会うことも連絡を取るのも嫌になって、だんだん疎遠にしていきました。