わたしを満たせるのは、わたしだけ

彼と出会ってから変わらない気持ちは、もしも、彼と一緒になって、彼が病気になって動けなくなっても、わたしが支えるという気持ち。

 

6畳一間の風呂なしアパートでも、彼となら大丈夫。

 

この強い気持ちはなんだろと思っていましたが、そう思うのだからそうなんだろうなと、それ以上考えるのをやめました。

 

そんな思いを、彼に話しているわけではなく、自分で勝手に思っているだけです。

 

彼への思いは、かなり見返りを求めない愛に近く、もしもわたしの他に、好きな女性ができたら、それはそれでいいとも思います。これは彼に話してます。

 

見返りを求めない愛は、初めからあったのではなく、最初は「わたしだけを愛して欲しい」「わたしに〜して欲しい」がとても強かったのです。彼に文句を言って困らせたり、ケンカになったりしました。彼に「それ、脅しじゃない?」と、言われたこともありました。

 

その頃、人から「彼はもねさんを満たしてくれる相手ではないよ」と言われたことがありました。ショックを受けましたが、今は、誰もわたしを満たす人はいないと分かっているので、そりゃそうだ!と思います。

 

わたしを満たせるのは、わたしだけ。

 

たとえ、彼から何かをもらっても、それは一時的なもので、またすぐに、もっといいものが欲しくなります。それをくれなかったら、落ち込むし、愛されてないなんて思い込みが出てきますね。不満も溜まります。

 

人から与えられたものは、すぐに、なくなります。でも、もし愛をもらったら、その愛を自分の心の中で育てることはできます。

 

愛の育て方は、愛を彼に返すこと。彼だけではなく、友達やペットや、町で見かけた困っている人に優しくすること。愛は与えると増えるのです。

 

自分の中で、大きく愛が育つと、当然ですが、人に優しく寛容になれます。だから、人からも愛されるようになるのです。