不倫の醍醐味

皆さま、お久しぶりです。公私ともに忙しくしていたら、気づけば年が明け。今年もマイペースで更新していきますので、よろしくお願いします。

 

先日、本業のカウンセリングの方でお話しを聞かせていただきました。個人情報も守らなければならないので、少しぼかしながら書いていきます。モヤモヤするかもしれませんが、そのへんはご了承くださいませ。そして、ちょっと耳障りなことも書きますので、不快に感じるかも?と思う方は、読まないでくださいね。

 

彼女は数十年と、長い不倫関係を続けていました。長いといっても30年40年というわけでないのですが、青春時代を彼に捧げ、今は立派な熟女となっています。

 

彼女は独身、彼はかなり年上の既婚者。職場で出会ったようで、いわゆる上司と部下の関係です。

 

しかし、その、不倫もあることをキッカケに彼の家族にバレてしまい、家族から強制的にふたりは引き裂かれたような状態になりました。

 

彼は家庭に戻り、彼女は会社を辞めて、今は彼がいなくなり、心にぽっかり穴が開いた状態です。

 

彼とは、まだお茶をしたりできるようですが、不倫がバレた彼の方からは、家庭を大切にしていることが、言葉の端々から伺えて、彼女にとってはその話を聞くことも耐え難いのです。

 

そりゃ、そうでしょう。辛いですよ!怒りをどんなにぶつけても気が済まないですよね。

 

でも、

 

これは、カウンセリングで、いきなりは言いませんが、これも不倫の醍醐味と言えると思います。結婚という、「味気ない現実」ではなく、お相手の嫌な部分を見ることも少なく、愛されている実感と優越感。それを長い期間頂いて来たわけですから。そして、経済的にもそれなりに援助を受けられ、満たされていた部分も多いはず。

 

彼のせいで、人生を棒に振ってしまった。そう思うかもしれませんが、これは、自分が選択した結果です。人生で、同じ状態が永遠に続くことは何一つないのです。恋愛に限らず、どんなことも変化し、必ず終わりが来ます。

 

今にどっぷり浸からず、先を見通すことも、この関係では大切なことだと思います。

 

これだけの、長い年月、愛し愛され、一緒に過ごしたことを、幸せな時間だったことにするか、無駄な時間にしてしまうかは、その方の考え方次第です。そして、それが、彼女の今後の人生を大きく左右するのです。

 

縁があったから、一緒にいたのです。それは、紛れもない事実です。