共に成長する関係を目指す

わたし達は出会った頃は、今よりもずっと幼い精神状態でした。わたしは奪いたい、彼は奪われたくない。わたしが怒る。彼は逃げる。その繰り返しで、一時ケンカが絶えませんでした。

 

恋愛は全て、依存する側と、自立側となります。どちらも依存体質でも、より依存側と、それより少し自立側というバランスを取ります。依存側はより好きになる側。自立側は好かれる側。依存側がキツく、相手に期待、でも期待外れ、それなら、いい彼女、彼氏になれば愛されると頑張り、心が折れる。これもパターン化されていて、段階があるのです。

 

長い付き合いになると、これが逆転します。その入れ替わる時にパワーストラグル、すなわちケンカとなるわけです。

 

そこから、デットゾーンへ行き、相互依存へと進みます。

 

デットゾーンは簡単に言うと、倦怠期ですね。前にも後ろにも進めず、ケンカもしないけど、仲良しというわけでもない。会話も少ないし、エッチも減ったりレスになってたり。

もう何を言っても無駄だし、諦めてるのぉって感じです。

 

ここでお別れするカップルは多いです。その前の、パワーストラグの時代はお別れはもっと多いと言われています。ケンカのステージですからね。

 

ここを乗り越えるには、これまでのやり方を手放して、違うやり方に変える必要があります。「嫌なことをする」とも言います。嫌なこと。例えば、相手に自分の正直な気持ちを伝えてみる。お願いしてみる。付き合い始めの頃は、素直に気持ちを伝えたり、お願いもできましたが、このステージでは、抵抗が出てきています。いやーー今さらーーってなったりします。

 

わたし達は今は相互依存、お互いの足りない所を補い合うステージです。デットゾーンを乗り越える時にしたことは、「わたしは〜したい」をどんどん伝えていきました。それまでは嫌われるんじゃないかと遠慮していて、言えなかったことも伝えていきました。彼はわたしに怒る時はちゃんと怒るようになりました。逃げることも、そういえばなくなっています。しっかり向き合っています。もちろん、向き合えない時もあります。

物理的に離れているので、ほんと、牛歩のように進むのが遅い2人です。でも、なぁなぁになっていません。お互いを尊敬、尊重しています。歳を重ね、おじさん、おばさんになった証拠ですね(笑)

 

出会ったのには必ず意味があると思うのです。単なる欲望を満たす関係ではなく、成長を目指してみるのもいいと思います。昂め合えるパートナーを大切にしないわけないですよね?

 

皆さんは今、どのステージですか?