男性の励まし方、褒め方の注意点

クライアントさんから、落ち込んでいる、気になる男性を励ましたいのだけど、励まし方が分からないというご相談を頂いたことがあります。

スポーツをされている方で、少し自分の方が記録が伸びて調子が良いそうです。

 

スポーツではなくても、お仕事でも何でも基本的にはやり方は同じです。

 

一番やりがちな励まし方は「無理しなくてもいいよ。今は休んだら。また次の機会に頑張ればきっと大丈夫だよ。」お聞きすると、クライアントさんもやってました。

 

これ、男性からすると「俺は弱いヤツだ。」と自分を責める材料にしてしまいます。女性からすると、相手を心配して、気遣いからの言葉なのですが、ヒーローになりたいほとんどの男性には、辛いのです。

 

心配はほどほどに。

 

それよりも、信じて見守る強さ。でも、「ちゃんと、わたしはあなたを見ていますよ」という優しさ。

 

これ、難しいですよね。

 

ただ、見ているって、ボーと見ているのではなく、行動を認識してるってことかな。余計、難しいですね(^_^;)

 

前に書いたような気がしますが、

美容院に行ってきたパートナーに男性が、

 

A「美容院に行って来たんだね?似合ってるじゃん。」

 

B「あ、髪型変わったね、美容院に行って来たんだ」

 

C  何も言わない。

 

Cは明らかに残念ですが、AとBなら、あなたはどちらもいい印象を受けませんか?

 

簡単に解説すると、単なる事実を相手に伝えることを承認といいます。認めて、承けたまると書きます。Aは、「美容院に行って来た事実」承認と、「似合ってる」という相手側からの評価がついています。

 

Bは承認されただけ。

 

人間関係では評価はいらず、承認でいい時もあります。これが、わたしはあなたをちゃんと見ているよ!ということなのです。

 

承認って、褒めることと間違われることがあります。褒めることも注意が必要で、やみくもに相手を褒めても逆効果の時もあります。それよりも、「〜してくれてありがとう」の方が相手に伝わります。

 

この場合、男性を励ましたり、褒めるより、調子が戻った時に「〇〇くんの頑張り、わたしも勇気が出たよ。あの時、グラウンドで誰よりも遅くまで練習していたよね。どんなこともくじけない〇〇くんの精神力、わたしももっと頑張ろという気持ちになれた!ありがとう!」

 

で、どうかと思います。〇〇くんって、相手の名前を不自然にならないくらい入れるのもコツです。