彼と一緒になりたいと思ったとき

不倫だって、恋愛には変わりないと思います。お互い好きなもの同士。

 

だから一緒になりたいと思うこともありますよね。

 

はじめは家庭もあるし、何より子供のことを考えたら、離婚なんてありえないと思っていても、いつしか気持ちは家庭から彼の元へ。

 

私もかなり、それは強くありました。

 

でも、冷静になって考えると、それは物凄く大変なことだなって思うのです。

 

彼の奥さんの実家はお金持ち。でも、彼は過酷な職業に就いていて、お小遣いもあまりもらっていない様子。

 

本当は彼もお金があって、私に隠していたり、嘘をついていたとしたら?

 

それは、彼の日常を見たり聞いたりしていれば、よくわかります。

 

給料も、彼の会社を調べてみたら、かなり残業をして平均並みくらいだと思います。よくいうブラックなんてもんじゃありません。

 

一時は1ヶ月以上まったく休みなし。夜は深夜、朝も早い。肉体労働で、各地を転々としていました。

 

歯医者も通えず、歯が悪くなると昔は抜歯しか方法がなかったようです。

 

作業も危険なものが多く、相当な体力がないと無理です。

 

会社に人が入ってもすぐに辞めていくのもわかりますよね。

 

これで、慰謝料と養育費を払ったら、生活はどうなるんだろう?と思いました。

 

そして、仕事でほとんど家にはいない日々。

 

一緒になってから転職するのは、年齢から正社員はほぼ無理じゃないかと思います。だとしたら?この過酷な職業をこの先、体力が衰えてもやっていくなんて、いつか体を壊すんじゃないかと思います。

 

以前、彼は仕事中に倒れて、緊急手術を受けたことがありました。一生薬を飲まないといけないと言っていたのが、いつの間にか病院も行かなくなっています。

 

体も歯もボロボロだと思うんです。それをごまかしごまかし。

 

なんで、こんな辛い過酷な仕事をしているのか、最初から謎でした。

 

奥さんは止めないのかな?奥さんの愛情がないのは彼がする話から何となくわかるのですが、その環境を選んでいるのは彼自身。

 

現状が本当に我慢できないくらいなら、人は逃げ出します。でも、彼は逃げ出さず、奥さんの実家の隣の、義理の母の家に間借りして住んでいます。

 

だから、そこに何らかのメリットがあるはずなんですね。

 

こんな状態でも、選んでそこにいるのは彼。だから、彼と一緒になるのは諦めたんです。

 

前は私が助けたいなんて、不可能なことを思っていました。私なら幸せにしてあげられるとも。

 

今は、その環境でも頑張ってと思うだけです。体調の心配も前よりもしなくなりました。だって、私のために働いてるんじゃないからです。